放課後ごえん分校

≪第六回 放課後ごえん分校≫ ごえん分校の始めを振り返る「代表 田中 龍樹さん」

みなさま、こんにちは。ごえん分校の成木です。

ごえん分校はヨソモノ・ワカモノを受け入れてくれる地元の方に支えられています。今回は長年地域に根ざして商売をし、そして地域活性のイベントを仕掛けてきた田中龍樹さんとともに、ごえん分校の始まりを振り返ってみます。

 

成木 > 改めて話を聞くのってなんだか照れますね。飲みの席で話すことが多いので、うろ覚えなんですが(笑)龍樹さんって家業が測量やさんなんでしたっけ?

 

田中 > いやいや、家業じゃないよ。最初見習いではじめて、今年独立21年目だよ。

 

成木 > あ、そうでしたっけ。ちなみに、地元を離れようと思ったことはないのですか?

 

田中 龍樹

 

田中 > 若い頃は憧れてたけど、子供ができたし、学もないし、何もないから地元でやるしかない、と思って、地元で仕事を始めたんだよね。専門学校に行って、八王子の測量会社に就職したんだよ。1年でやめちゃったんだけどね。3ヶ月休みなしで耐えられなくなって(笑)

それで、地元(あきる野)の設計会社に入ったんだよ。でも、給料安いし、残業させてくれないから残業代も出なくて…。子供のためにお金が必要だから、夜は飲み屋でバイトして、給料上げるために資格をとって、とにかく働いたよ。

 

成木 > …。(男気!!!)

苦労なさってたんですね。地元を出たかったなんて、今の龍樹さんしか知らない身としては意外でした。では、五日市の魅力ってなんだと思いますか?

 

田中 > ニンゲン、人だね。幅広いよ。同世代だけじゃなくて、上にも下にも、幅広く仲間や、つながりがある。これはお祭りや消防があるからだと思う。10個上・10個下って、普通ないでしょ。それでなんかつながっちゃう。顔が見えちゃうのがいい。

 

成木 > たしかに、仕事以外のつながりで、そんな多世代とつながれることってあまりないですね。あきる野はお祭りのときも、お囃子のグループが元気だったり、お神輿も盛り上がりますよね。じゃあ、ぶっちゃけ、私の第一印象ってどんな感じでしたか?最近、中嶋さんに、「最初は地元じゃないのに怪しいと思ったよ」って言われまして(苦笑)

 

田中 > すげー頭良さそうで、とっつきにくそうだと思った。見透かされてる感じというか。ちなみに俺の印象は?

 

 

田中 龍樹

 

 

成木 > もちろん、怖い人だと思いましたよ(笑)。たしか、最初の2回くらいの会議はいらっしゃってなくて。3回目くらいに、ジャガーと白ジャケ、サングラスで現れたので…。ね。

 

田中 > 全然怖くないんだけど…OTODAMAの有永くんにも、怖かったって言われたな。

 

 

田中 龍樹

 

 

成木 > 最初ごえん分校はじめようってなったときどう思いましたか?

 

田中 > 実は正直不安だったよ。どうなっちゃうんだろうなって。言っても田舎もんだから、自分自身も閉鎖的だし、俺、人見知りだし。知らない人が来て、うまくやってけるかなって思った。けど、みんなすごいなーって思った。まあ、すぐ仲良くなれたしね。

 

 

田中 龍樹

 

 

田中 > そういえば、なるきちゃんに影響受けたことがあるんだよ。おれは「やるからにはちゃんとやんなきゃ」と思ってたんだけど、ゆるい感じでやってるのがいいなって。あ、それでいいのか、って思わせてくれたところかな。

 

成木 > そうなんですか!?実はね、最初、私も「がんばんなきゃっ」て思ってたんですけど、人の動きや感情をコントロールは無理だって実感して。もちろん頭では分かってたんですけど。みなさん、地元愛が強くて、でも時間が合わなくて、やる気はあっても来られないって方もいらっしゃったし。毎回来てくれって強制するものでもないですしね…。一ヶ月とか一年間だけ瞬間的にがんばるのはもちろんやればできると思うのですが、でも、それは地域のためにならないなって思って。代々ここに住んでいて、どんなに地域が変わったとしても、地元から離れられない方もいらっしゃいますし。

だから、気づいたら20年、30年続いていることの方が、実は地域のためになるんじゃないかなって思って。

 

 

田中 龍樹

 

 

田中 > 自然人レース(※1000人を超える応募が殺到した、田中さんたちが企画した人気イベント。現在は終了している)は主催する側が疲弊しちゃって終わっちゃったからなあ。

 

成木 > そう、その話も聞いていて。それはもったいないって思ったんですよね。じゃあ、長年続けるためにどうしたらいいかなって考えたら、がんばりすぎず、決めつけすぎず、なんとなくみんなが集まる場をゆるくつくっていくことかなと。続けることが大事だなって。私、元々web業界にいたので、変化ありきで考えちゃうんですよ。web(サービス)って、まずはつくってみて、使ってみて、なんかあったら変えて行く。ちょっとずつユーザーの意見もらったり、自分たちで試行錯誤しながらアップデートしていくんですよね。どんなにトラブルを想定しても、事前に分かることって少ない。想定外のことが多いって実感していて。日本も時代も変化している中、地域のことだって、やってみないとわからないなって。やってみて柔軟に状況に応じて考えていければいいと思ってやっています。

 

 

田中 龍樹

 

 

田中 > そういう感覚がなかったんだよね。俺たちいなかもんてさ、真面目で、事前にきちんとリスクヘッジしなきゃって思うんだよ。だから、そういうのって新しい感覚でタメになる。今はもちろん踏ん張り時だけど、また緩い感じのごえん分校に戻ってもいいと思うし。そういうのを気軽にできる気持ちになれたら、いいよね。なるきちゃんはごえん分校どうなって行ったらいいと思うの?

 

成木 > 変化を恐れずになんとなく30年とかもっとずっと続くといいなと思う。ほんと、みんなが無理せず、楽しく。ね。龍樹さんは?

 

田中 > 強烈に何かを発信するっというよりも、なんかやってるなーって地元の人が覗きに来られる感じの場所になるといいな。

 

 

田中 龍樹

 

 

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対談を終えて。全然知らなかった、龍樹さんの街づくりに関わるまでの経緯を教えて頂けてよかったです。出会ったときから、地域の愛のあふれる、アツい方たちだと思っていたのですが、いくつもの経験を経て今に至っているんですね。人に対しても、地域に対しても、愛は育むものなんだなあと実感させられました。

 

ごえん分校のはじまりから変わらない印象だったんですが、やっぱり知らない人とやっていくのって、最初は不安ですよね。私も不安だったので、今のチーム、関係性を一緒につくっていけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。でも、ここまでやってこられて嬉しいです。さらにたくさんの人とあきる野で出会えるといいなと思っています。引き続きよろしくお願いします。

 

ご協力いただいた田中龍樹さん、ありがとうございました。壱番館のリニューアル後には、なんだか心地の良い雰囲気づくりを心がけて行きたいと思います。気軽に寄ってってくださいね。

 

引き続きごえん分校メンバーにインタビューを続けて行きます!次回もお楽しみに!

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